異世界

著:貴志祐介先生のダークゾーンの感想と紹介です。

更新日:

単純に面白かったです。
貴志祐介さんの作品は、クリムゾンの迷宮、悪の教典、天使のさえずり、新世界よりを読んだことがあります。
その中では、個人的にクリムゾンの迷宮と新世界によりが頭とびぬけて面白かったのですが、ダークゾーンはそれらにはちょっと劣るけど面白かったです。
まずは、簡単なあらすじから。

あらすじ(Amazonより)
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「戦え。戦い続けろ」将棋プロ棋士の卵・塚田は、赤い異形の戦士と化した十七人の仲間と共に、闇の中で目覚めた。
謎の廃墟を舞台に開始された青い軍団との闘い。
敵として生き返る「駒」、戦果に応じた強力化など、奇妙なルールのもと、現実世界との繋がりが見えぬまま続く七番勝負。
それは、まるで異次元の将棋だった。
頭脳戦、心理戦、そして奇襲戦。
コンクリートの要塞“軍艦島”で繰り広げられる地獄のバトル。
これは神の仕掛けか、悪魔の所業か。
エンターテインメント界の鬼才が、圧巻の世界観で贈る最強長編。
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感想(11件)

・異形の化け物同士の戦いが非現実的で面白い

化け物は、火蜥蜴(サラマンドラ)、一つ眼(キュクロプス)、鬼土偶(ゴーレム)、死の手(リーサルタッチ)とか出て来ます。
敵側も役割的には同じなんですが、別の化け物として毒蜥蜴(バジリスク)、青銅人(ターロス)とか出てきます。
これが戦うってだけでわくわくしませんか?
私はワクワクしました。
さらに戦場が、端島、通称戦艦島という場所で現実にある昔さかえた炭鉱の小さな島です。
いまでは、廃墟ツアーとかやられているそうです。
そこで、戦うなんてさらにわくわくです。

・昇格(プロモーション)でさらなる化け物へ

敵を倒したり、端島神社へ行ったり、あとは時間経過とともにポイントがたまるのですが、これが3000ポイントを超えると、昇格(プロモーション)といって、さらなる化け物に変身します。
将棋で言う歩が金になると金なんですが、これが将棋と違って格段に強くなります。
そして、さらなる異形の化け物に変身します。
これが楽しいです。
時間とともにポイントがたまるのですが、初期布陣が時間経過で全員昇格(プロモーション)するのを狂瀾(ランパント)のステージといいまして、こちらもわくわくですね。
でも、あまり狂瀾(ランパント)のステージは期待しないでください。
みなが強すぎて戦いになりません。
特に一つ眼(キュクロプス)の能力が強くなりすぎ!

ここからはこうなったら面白そうなのになと勝手に想像した点について

・斉藤均七段、多胡重國九段がアドバイス、そして戦略採用とかあったら楽しそう。

登場してくる化け物はもとみな人間で、主人公の知り合いです。
将棋の師匠や奨励会で顔見知りのプロの人もいるのですが、会話に全然入ってきません。
この辺のプロの人が戦略とかで一緒に相談してアドバイスとかあれば、なんかもっと知略戦ぽくって楽しそうと思いました

・主人公がたいてい劣勢

主人公の読みはだいたいはずれます。
なので、主人公側がだいたいいつも劣勢になります。
なので、ちょっと中盤でまたこの展開かぁ~的な感じで飽きてくるところがあります。
途中の局で主人公の読みがあたって、戦略的に多少うまくいく展開があっても良かったんじゃないかなと思いました。

・ダークゾーンのまとめ



・異形の化け物同士の戦いが非現実的で面白い

→化け物と同氏のすさまじい戦いにわくわく!
・昇格(プロモーション)でさらなる化け物へ
→化け物がさらなる化け物へ、そして戦いにわくわく!

・斉藤均七段、多胡重國九段がアドバイス、そして戦略採用とかあったら楽しそう。
→自分の命がかかっているのだから、少しアドバイスくれよ!

・主人公がたいてい劣勢
→もう少し、がんばれよって思ってくる(^^;


いろいろと書きましたが、とても面白い作品です。
読んで損はないので、化け物同士の戦いが好きな人、わくわくするひとはぜひ。

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