こんにちは。私は地方の小さな小学校に今年から赴任した新任教師です。今日はここで私が体験した、どうしても忘れられない奇妙な出来事をお話ししたいと思います。
目次
深夜に響くピアノの音
今年の夏、私は放課後に生徒たちが作った作品を掲示する準備をしていました。終わったのは夜の9時過ぎ、校舎には私一人だけ。静まり返った校内に足音が響くのが少し怖く感じながらも、職員室へ戻る途中でした。
ふと、音楽室の前を通りかかったとき、かすかにピアノの音が聞こえたのです。最初は「他の先生がまだ残って練習しているのかな?」と思いましたが、鍵がかかっているはずの音楽室から聞こえる音に、なぜか背筋がぞくっとしました。
暗闇に現れた影
念のため、音楽室のドアを確認しました。やはり鍵はかかっています。しかし、音はますます大きくなり、まるで誰かが「赤い靴の女の子」の曲を弾いているように聞こえました。不思議に思いながら窓越しに中を覗いてみると、ピアノの前には誰もいないんです。それどころか、部屋は完全に暗闇でした。
「疲れて幻聴でも聞いているのかもしれない」と自分を納得させ、職員室に戻ることにしました。しかし、その瞬間、音楽室の中から小さな影がゆっくりと窓の方に近づいてくるのが見えたのです。慌ててその場を離れましたが、耳にはまだピアノの音が鳴り響いていました。
次の日にわかったこと
次の日、思い切って同僚の先生にこの出来事を話しました。しかし、そんなことは聞いたことない。疲れてるだけじゃないかとあまりとりあってくれませんでした。
私はそれ以来、音楽室にはできるだけ近づかないようにしています。でも、夏休み明けのある日、職員室の机の上に赤い靴を描いた紙が置かれていました。それが誰の仕業なのか、未だにわかりません…。
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