こんにちは、今日は少し不思議で怖い話をお伝えします。これは、友人から聞いた話です。
目次
新しくできた公園
友人が住む街に、新しく公園ができたそうです。近所ではちょっとした話題になり、子どもたちが遊ぶにはぴったりの場所だと言われていました。
ブランコ、滑り台、鉄棒、ジャングルジムなど、必要な遊具が一通りそろっていて、公園自体もきれいに整備されています。周りの親たちも、「こんな良い場所ができて嬉しい」と口を揃えていたそうです。
最初のうちは、放課後になると子どもたちの元気な声が聞こえてきて、公園は大賑わいでした。
公園の異変
しかし、数か月も経たないうちに、子どもたちがその公園を怖がるようになりました。
最初は、「ブランコが勝手に動いているのを見た」とか、「滑り台で滑ると変な音がする」といった話でした。子どもたちの話だから、親たちは半信半疑だったそうです。
でも、そのうちに「夕方になると公園の真ん中に知らないおじさんが立っている」という噂が広まりました。そのおじさんは遊具の近くに立ってじっとしているだけで、子どもたちに何かするわけではないそうです。
ただ、見つめられるだけでも不気味だったのか、子どもたちはその公園に近寄らなくなったと言います。
大人たちも気づいた異常
さらに妙だったのは、大人たちもその公園に違和感を覚えるようになったことです。
友人の話によると、公園のそばを夜に通ると、なぜか急に冷たい風が吹いてきたり、背後から誰かに見られているような気がするといった現象があったそうです。
「なんだか気味が悪いね」と話す人が増え、公園を避ける大人も現れ始めました。
公園の過去
友人はどうしても気になって、公園ができる前にその場所が何だったのか調べてみました。
すると、その場所は以前は空き地で、そのもっと前は古い民家が建っていたという話を聞きました。民家は老朽化で取り壊され、その後しばらくは更地になっていたそうです。
ただ、その民家では過去にある事件があったという噂も聞いたそうです。詳細はわからないものの、「そこに住んでいた人が家の中で孤独死をしていた」という話が近所の人から出てきたとのこと。
子どもがいない公園
今では、その公園にはほとんど子どもたちがいません。たまに通りがかった親子連れが遊んでいることはありますが、長く遊ぶことはないそうです。
そして夜になると、まるでそこだけ時間が止まったかのように静まり返り、不気味な空気が漂う場所として知られています。
公園の「影」
友人が最後に教えてくれた話が一番印象的でした。
「夜にその公園を通るとき、気づいたんだ。遊具の上に、誰もいないはずなのに、人の影が見えたんだよ。」
その影は、ブランコや滑り台にじっと座っているように見えたと言います。もちろん、そこには誰もいないのに――。
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