目次
【はじめに】
最近、友人からこんな話を聞きました。
その友人は、家族でとある住宅街に住んでいて、そこに新しく公園ができた時のことです。
【きれいな公園】
その公園は、街の人たちがずっと欲しがっていた施設だったそうです。
広々とした敷地に、ブランコ、滑り台、鉄棒、ジャングルジムなど、子供が喜ぶ遊具が一通り揃っていて、親たちは「これで子供を安心して遊ばせられる」と喜んでいました。
最初のうちは、たくさんの子供たちが公園で遊ぶ声が響き渡り、夕方になると「まだ遊びたい!」と駄々をこねる子供たちを親が連れ帰る、そんな平和な光景が当たり前だったと言います。
【子供たちの異変】
でも、しばらくしてから、子供たちの間でこんな話が広まり始めたそうです。
「公園が怖い」
最初は親たちも笑い飛ばしていたそうです。
「何が怖いの?」「そんなわけないじゃない」と。
でも、ある日、友人の息子が泣きながら帰ってきてこう言ったそうです。
「ブランコに誰か座ってた…でも、誰もいないの!」
親としては、「風で揺れてるだけだろう」と思ったそうですが、それを境に子供たちが公園を避けるようになったのだとか。
【広がる噂】
さらに別の子供がこう話したと言います。
「滑り台を降りたら、後ろから知らない人に押された気がした!」
「ジャングルジムの上に知らないおじさんが座ってた!」
でも、親たちが見に行くと、当然そんな人はいません。
次第に、子供たちは公園に行くことを嫌がり始めました。
【友人の体験】
友人自身も一度、不思議な体験をしたそうです。
ある日、公園に行ってみると、誰もいないはずのブランコがゆっくり揺れていたそうです。その日は風もなく、周りに人影もありませんでした。
「気味が悪いな」と思いながら立ち去ろうとした時、後ろから声が聞こえました。
「ここで遊んでいかないの?」
振り返っても、誰もいなかったそうです。
【今の公園】
その公園は今でもあります。でも、昼間でも子供たちが遊ぶ姿はほとんど見られません。たまに通りすがりの子供がブランコに乗る程度で、いつもひっそりとしています。
友人は「ただの偶然だよ」と笑っていましたが、話を聞いてからというもの、その公園の前を通るたびに妙な気配を感じる気がして、私も少し怖くなっています。
【結び】
もし、近所に誰も遊んでいないきれいな公園があったら、少しだけ注意してみてください。その場所には、あなたが知らない「理由」があるのかもしれません。
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