友人の話なんだけど、最近近所に新しい公園ができたそうだ。
整備された芝生に、カラフルな遊具が並んでいて、誰が見ても「子供たちのための楽しい場所」って感じらしい。
公園ができた時は、子供を持つ親たちも大喜びだったそうだよ。特に近くに大きな遊び場がなかったから、「これで子供たちが安全に遊べる場所ができた」って評判だったらしい。
でも、その公園ができてから、なんだか変な話が広まってるんだって――。
目次
公園が「怖い」と言われる理由
友人の息子は、最初のうちはその公園で毎日のように遊んでいたらしい。ブランコで競争をしたり、ジャングルジムで鬼ごっこをしたり、滑り台を滑ったり。
でも、ある日突然、息子が「もう公園で遊びたくない」と言い出したんだって。
友人が理由を聞いても、最初は「なんとなく」としか言わなかったそうだ。でも、しつこく問い詰めると、息子がポツリと言ったんだ。
「公園の滑り台の下に、知らない人がいるんだよ。」
不気味な目撃談
友人は最初、それを冗談だと思ったらしい。「滑り台の下には誰もいないだろう」と言って、公園まで一緒に行ったんだって。
でも、公園に着くと、息子は遊ぼうとしなかった。それどころか、滑り台の方をじっと見つめて、「ほら、いるよ」と指を差したらしい。
友人には何も見えなかった。滑り台の下にはただの空間があるだけで、人影なんてどこにもない。
でも、息子は怖がって震えながら、滑り台の方を見つめ続けていたそうだ。
怖い話は広がる
それから、その公園で似たような話をする子供が増えたらしい。
「ジャングルジムの上から、知らないおじさんが見てた。」
「鉄棒の横に白い服の人が立ってる。」
「ブランコが勝手に揺れてる。」
そんな話が広まっていくうちに、子供たちは公園で遊ぶのをやめてしまった。
今では、その公園に子供がいる姿をほとんど見なくなったそうだ。時々散歩する大人が通り抜けるくらいで、遊具はすっかり錆びつき、誰も手入れをしなくなっている。
噂の真相
友人が言うには、その公園が建てられた場所には、もともと古い家があったらしい。その家に住んでいた家族は、何らかの事情で引っ越したらしいけど、その後も誰も住まなくて、廃屋になっていたらしい。
取り壊されて、公園が作られたんだけど、近所の人たちは「あの場所、良くないよね」って話していたそうだ。
もちろん、何かが本当にあったかどうかは分からない。でも、子供たちの間で怖い話が広まり、大人たちもだんだんその話を信じるようになってしまったのかもしれないね。
いまでも残る公園
今でも、その公園はそのまま残っているらしい。友人が言うには、昼間に見るとただの普通の公園に見えるんだって。でも、夜になると、何とも言えない不気味な雰囲気が漂うらしい。
もしも近所にそんな公園があったら、あなたはどうするだろう?
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