「深夜、誰もいないはずの家に響く足音。振り返った瞬間に見たものとは――」
目次
一人暮らしの静かな夜
主人公は20代後半の会社員。一人暮らしを始めて3年目になる男性です。
その日は仕事のトラブルで帰宅が遅くなり、シャワーを浴びたあとすぐにベッドに倒れ込みました。時計を見ると夜中の1時を回っています。
「明日も早いし、さっさと寝ないと……」
そう思いながら布団に潜り込むと、すぐに深い眠りに落ちました。
足音が響く
夜中の2時過ぎ。
コツ……コツ……
ふと目を覚ました主人公は、自分の耳に聞こえる音に驚きます。
コツ……コツ……
家の廊下から確実に足音が聞こえてくるのです。
「誰か入ってきたのか?」
泥棒かと思い、息を潜めて耳を澄ませますが、どうもその足音は一定のリズムで、ゆっくりと近づいてきているようでした。
怖くなった主人公は枕元のスマートフォンに手を伸ばし、警察に連絡しようとします。しかし、なぜか電源が入らない――まるで電池が抜かれているかのように、画面が真っ暗なままです。
徐々に近づく影
足音は次第に寝室のドアの前で止まりました。
「まさか……入ってくるのか?」
緊張で体が硬直し、動けなくなる中、ドアノブがゆっくりと回る音が響きます。
カチャ……
扉が開いた先には、全身真っ黒な影のような存在が立っていました。顔もわからず、ただじっとこちらを見つめているように感じます。
そして、影はゆっくりとベッドの横まで歩いてきます。
「な、何なんだ……!」
恐怖で叫びたいのに声が出ない――影は突然、ベッドの上に乗り、主人公の顔に手を伸ばします。
息苦しさと目覚め
影が顔に触れた瞬間、主人公は激しい息苦しさに襲われました。
目を見開くと、視界がどんどん暗くなり、ついには何も見えなくなります。
そして――
「ガバッ!」
主人公はベッドから飛び起きました。
部屋の中は真っ暗ですが、いつもの寝室です。時計を見ると朝の6時を指していました。
「あれ……?」
全身に冷たい汗をかきながら、ようやく気づきます。
「夢……だったのか?」
枕元にあるスマートフォンの画面をつけて確認すると、ちゃんと電源が入ります。
安心したのも束の間、ふと寝室のドアを見ると――そこにはかすかに黒い手形が残っていました。
【まとめ】
深夜の足音、家に現れた黒い影――それが夢か現実か、あなたはどう判断しますか?
「あなたの家では、今夜何が聞こえるでしょうか?」
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