怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

深夜のトイレで起きた恐怖体験:二度と忘れられない出来事 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

投稿日:

ある夜の出来事

その日、私は遅くまで残業し、帰宅したのは深夜0時を過ぎていた。
疲れていたので軽くシャワーを浴び、ベッドに倒れ込んだ。

だが、夜中の3時ごろ――。
ふいに目が覚め、トイレに行きたくなった。

家は築年数の古いアパートで、廊下の奥にトイレがある。
寝ぼけまなこで電気をつけず、スマホのライトだけを頼りに歩いた。

奇妙な違和感

トイレのドアを開けると、なぜか便座が上がっていた。
私は一人暮らしで、普段は必ず便座を下ろしている。

「昨日閉め忘れたのかな?」
そう思い、気にせず便座を下ろして座った。

――すると。

「カツ…カツ…」

どこからともなく、硬いものが床を叩くような音が聞こえてきた。
音はトイレの中から。すぐ足元の床下からだった。

足元からの気配

一瞬、配管の音かと思ったが、明らかに違う。
規則的なリズムで、「カツ…カツ…」と鳴り続けている。

背筋に冷たい汗が流れた。
慌てて立ち上がり、トイレの電気をつけると――

床の隙間から、白く細い“指”が見えていた。

恐怖の正体

私は一瞬固まったが、心臓が激しく鼓動し、反射的にトイレから飛び出した。
寝室に戻り、ドアをロックして震えながら朝を待った。

翌朝、恐る恐るトイレへ戻ると、指は消えていた。
床の隙間も普段どおり。ただ、便座は再び上がっていた。

怖くなってすぐに管理会社へ連絡し、床下を調べてもらった。
配管工事の人が確認した結果――

「特に異常はないですね、誰かが入れるスペースもないですよ」と。

あれから…

それ以降、トイレには必ず電気をつけて入るようにした。
夜中に目が覚めても、トイレには行かない。

今でも思う。
あの“指”は、一体何だったのか?
それとも、「誰か」だったのかもしれない。



■おすすめ

マンガ無料立ち読み

1冊115円のDMMコミックレンタル!

人気の漫画が32000冊以上読み放題【スキマ】

人気コミック絶賛発売中!【DMMブックス】




ロリポップ!

ムームーサーバー


新作続々追加!オーディオブック聴くなら - audiobook.jp



世界の心霊写真 ~カメラがとらえた幽霊たち、その歴史と真偽

新品価格
¥3,080から
(2024/10/17 10:26時点)



ほんとうにあった怖い話「年上の彼女」



ページをめくってゾッとする 1分で読める怖い話 [ 池田書店編集部 ]

価格:1078円
(2024/7/23 13:25時点)
感想(1件)



-怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
-, , , , , ,

Copyright© 映画・ドラマ・本・怖い話・奇妙な話・不思議な話・短編・ガールズ戦士シリーズ・Girls2(ガールズガールズ)などの紹介・感想ブログです。 , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.