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ある日突然の入金通知
私は普通の会社員だ。
特に変わったこともない日々を過ごしていたある日、スマートフォンに銀行からの入金通知が届いた。
「〇〇銀行:入金 100,000円」
身に覚えのない入金だった。
振込人の名前は「不明」、そしてメモ欄には意味不明な数字列だけが記されていた。
「0412-1973-001」
何かのミスかと思い、しばらく放置していたが、気になって口座の履歴を確認してみると――
同じような謎の入金が、過去にも何度か繰り返されていた。
しかも、全て異なる数字の組み合わせが記されている。
調べていくと奇妙な共通点が…
気味が悪くなり、ネットで「謎の入金」「不明な振込」などと検索してみた。
すると、同じような体験をした人たちの投稿がいくつか見つかった。
共通しているのは、
差出人不明の入金
数字の羅列が記されていること
定期的に入金されること
そして、ある掲示板の書き込みが目に留まった。
「この数字は“日付”と“座標”を示しているんじゃないか?」
数字の意味を解読する
「0412-1973-001」
これを分けて考えてみる。
0412 → 4月12日?
1973 → 年号? 1973年?
001 → 何かの番号?
さらに詳しく調べていくと、1973年4月12日には、私の住んでいる地域で大きな火災事故があったことがわかった。
その事故で多くの人が亡くなったらしい。
怖くなった私は、過去の入金履歴の数字も照らし合わせてみた。
すると、すべて過去の事故や事件の日付と一致していたのだ。
入金されたお金の使い道
私はどうすべきか悩んだが、ある考えが浮かんだ。
「もしかして、このお金は何かの“メッセージ”ではないか?」
試しに最初の入金で示された事故現場を訪れてみた。
現場には小さな慰霊碑が立っており、ひっそりと佇んでいた。
私は怖さ半分、好奇心半分でそのお金を花束とお供え物として使った。
すると、不思議なことに――
その日を境に、謎の入金は一切途絶えた。
最後に残った不思議な事実
それから数年が経ったが、謎の入金は二度と起こらなかった。
あれは一体なんだったのだろう。
ただ一つだけ、今でも不思議に思うことがある。
最後に入金された金額だけが、私の誕生日と関係していたことに気づいたのだ。
あの日、私は無意識のうちに何か大きな“繋がり”の中にいたのかもしれない。
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