⚠️ 注意 ⚠️
この文章には、あなたの心に悪影響を及ぼす可能性がある内容が含まれています。
十分に覚悟を決めてからお読みください。
読み終わった後、しばらくの間、落ち着いた場所で静かに過ごすことをおすすめします。
それでも、もし心がざわついたり不安を感じたりした場合は、すぐに読むのを中断してください。
ある日、あなたのもとに不意に届いた一通の手紙。差出人の名前はなく、ただ「宛先:あなた」とだけ書かれている。
少し不気味だが、誰かからのメッセージだろうと思い開けてみた。
中に入っていたのは、ただの白紙の便箋。何も書かれていないその便箋を眺めていると、ふと気づく。
その紙に、薄く浮かび上がった文字が見えた。
「今夜、見るべきではない」
最初は気のせいだと思った。しかし、その文字は消えることなく、徐々に鮮明になっていく。
心の中に奇妙な恐怖が芽生えた。気づかぬうちに、私はその文字をじっと見続けていた。
その瞬間、部屋の中の温度が急に下がったような気がした。
気味が悪いと感じた私は、その手紙を丸めて捨てることにした。
目次
次の日から始まる異変
次の日、何事もなかったかのように過ごしていた。しかし、次第に私の周りでおかしなことが起こり始めた。
夜、寝ていると、耳元でかすかな声が聞こえる。最初は風の音だと思っていたが、声は日に日に大きく、そしてはっきりと聞こえてくる。
「あなたが見たものは現実ではない」
その言葉に心臓が止まりそうになった。
それだけではなかった。
あの手紙に書かれていた「今夜、見るべきではない」という言葉が、どうしても頭から離れなかった。
その夜、寝ようとすると再び目を閉じることができない感覚が襲った。
暗闇の中、無理に目を閉じようとしても、視界がぼやけて次第に明瞭に映し出される何かがあった。
視界がぐにゃりと歪んだその先に現れたのは、薄い白い影。
それは手紙に浮かび上がった文字と同じ形をしていた。
「今夜、見るべきではない」の言葉が、繰り返し、私の頭の中で響く。
その瞬間、部屋の隅にあった時計が壊れ、秒針が止まった。
悪夢の連鎖
それ以来、私は深夜に目を覚ますことが増えた。
そして目を開けると、必ずその白い影がいる。最初は動かずに見つめてくるだけだったが、徐々にその影が近づき、手を伸ばしてくるのを感じるようになった。
また、どこかで「今夜、見るべきではない」という声が響く。
どんどん、その声が現実味を帯びてきて、影が手を伸ばすたびにその声が強くなる。
その影に触れられた瞬間、私は目を閉じても目を開けてもその恐怖が続くことを確信した。
そして、その影が私に近づき、手を伸ばし、最後に私を捕えた瞬間——
その後の変化
その日以来、私は目を開けても視界が真っ白になるようになった。
部屋の中の物はすべて見えなくなり、代わりに「今夜、見るべきではない」という言葉だけが響く。
そして、ふと気づくと、手紙の中に浮かび上がった文字が現実に戻ることはなくなった。
その手紙が届いてから、私の世界は、他の誰かのものになった。
その後、どんなに周囲を探しても、私は自分の存在が何もない世界に閉じ込められていることを感じている。
そして、その影の手は、今も私を呼び寄せるのだろうか。
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