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きっかけは夜の違和感
これは、実際に僕が体験した“あまり人に話せない話”です。
社会人1年目、一人暮らしを始めた都内の築30年のマンションの3階。
駅から徒歩5分で家賃も安く、特に不満もなく住み始めました。
ただ、ある日から妙な違和感を覚えるようになります。
それは、夜になるとベランダから視線を感じるようになったこと。
部屋は3階。周囲に高い建物もなく、誰かが覗くことは不可能なはずなのに。
その姿を見た日
金曜の深夜、仕事の疲れでソファで寝落ちしていた僕は、
ふと物音で目を覚ましました。
時計を見ると午前2時。
部屋は暗く、外からは微かな風の音だけ。
ふと視線を感じて、何気なくベランダの窓を見ました。
——誰かが立っていたのです。
窓の向こう、3階のベランダに。
白い服を着た、長い髪の“女の人”がこちらをじっと見ていた。
目が合った瞬間、身体が動かなくなりました。
金縛りのような、凍りつくような恐怖。
翌朝の異変
翌朝、目が覚めるとベランダには誰もいませんでした。
「夢だったのか……?」と思いたかったけれど、
ガラス戸には手形のような跡が残っていた。
そして、気づきました。
内側にしか付かないはずの手形が、“外側”についていることに。
管理会社の証言
怖くなってマンションの管理会社に連絡すると、
担当者が少し言いづらそうに話してくれました。
「実は…以前、その部屋に住んでいた女性が、
3階のベランダから…飛び降りて亡くなっているんです。」
ベランダに遺書が残されていたらしく、
入居の際は“心理的瑕疵あり”として家賃が下げられていたと。
それまで一切、そんな説明はされていませんでした。
今も時々
今はもうその部屋を引っ越しました。
けれど、あの夜の“視線”の感覚、そしてガラス越しに見た女の目は、
今も記憶から消えません。
ときどき、夢に出てくることがあります。
——3階のベランダに立ち、今度は窓を開けて中に入ってくる夢です。
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