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【実体験風怪談】「黄色いリボンの少女──目が合ったら終わりだった」 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

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きっかけは通勤路の変化

これは、数年前に僕が体験した本当に奇妙な話です。

当時、職場が変わり、家から少し遠い場所まで毎朝電車で通っていました。
駅までの道には、小さな公園があり、そこを通り抜けるのが近道でした。

ある朝、その公園で黄色いリボンをつけた少女を見かけました。
年の頃は小学校低学年くらい。
白いワンピースに、鮮やかな黄色いリボンを結んだ髪型が印象的でした。

ただ、どういうわけか、彼女は公園の片隅でじっと立ったまま動かない。

最初は、「待ち合わせでもしているのか」と軽く考えていたのです。

毎朝同じ場所に

しかし、次の日も、その次の日も、
少女は同じ格好、同じ場所に立っていました。

まるで時間が止まったかのように、毎日、同じ姿で。

不気味に思い、なるべく視線を合わせないように公園を通り抜けていました。

でも、ある日、ふとした拍子に、少女と目が合ってしまったんです。

その瞬間、彼女がにこりともせず、無表情でこちらに向かって歩き出した。

ゾクリと寒気が走りました。

公園を避けるように

怖くなった僕は、次の日から公園を避け、遠回りして駅へ向かうようにしました。

なのに——

ある夜、仕事帰りに家の近くまで来たとき、
街灯の下に黄色いリボンの少女が立っていた。

そこは、公園とは全く関係のない場所。

それなのに、彼女はまた無表情でこちらをじっと見ていた。

調べて分かったこと

さすがに怖くなり、近所の人にそれとなく聞いてみたところ、
こんな話を聞かされました。

「あの公園、昔事故があったんだよ。
小学生の女の子がひとりで遊んでて、滑り台から落ちて……」

その子がしていたのが、黄色いリボンだったと。

それ以来、公園の近くを通った人がリボンの子を見たら、連れて行かれるって噂になっていた。

今も時々

引っ越して数年経つけれど、時々、
電車の窓に映る自分の肩越しに、黄色いリボンが見える気がする。

そして、あの時と同じように、
冷たい視線を感じる。

もしあなたが、町中で黄色いリボンの少女を見かけたら、
絶対に目を合わせてはいけない。

一度目が合ったら——きっと、もう逃げられない。



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