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真っ白い女の首|早朝の電車で見たもの 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

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これは、私が数年前、毎朝始発電車で通勤していた時に体験した、今も思い出すと鳥肌が立つ出来事です。

当時、私は都内の職場に朝6時に入る業務をしていたため、いつも始発電車で通っていました。
始発といっても、通勤ラッシュ前の電車には数人しか乗っておらず、車内は静かで独特の空気感があります。

ある日、その空気が一変する出来事が起きました。

【1. 向かいの席の“違和感”】

その日はいつもと同じように、乗車してすぐに空いていた4人掛けのロングシートに腰を下ろしました。

斜め向かいの席には、1人の女性が座っていました。
長い黒髪に、真っ白なシャツ。

早朝の薄暗い車内のせいか、顔も真っ白に見えました。

ただ、違和感を覚えたのは、顔の位置でした。

普通よりも、首が少し――高い位置にあるように見えたんです。

【2. 揺れている“首”】

電車がカーブに差し掛かったとき、その女の首が、わずかに左右に揺れたんです。

身体はまったく動いていないのに、首だけが――ふらり、ふらりと、独立したように揺れる。

そしてそのとき、ようやく気づいてしまいました。

女の肩と首の間に、隙間があったことに。

——くっきりと、境目があったんです。まるで、首が“乗っているだけ”のように。

【3. 目が合った】

怖くなって目を逸らそうとしたその瞬間、女の首がカクンと回転して、こちらを向いたんです。

身体は前のまま、首だけがぐるりと。

そしてその顔は、真っ白な肌に、口だけが笑っていた。

私は立ち上がることもできず、次の駅で這うようにして降りました。

【4. もういないはずの乗客】

車掌に「今の車両、女性が……」と伝えると、

「この車両には誰も乗っていないようですが」と返されました。

【5. それ以来】

今も、始発の時間帯にあの電車には乗れません。

たまに、早朝の駅のホームで、白い顔が窓に映ることがあると聞きます。

もし、あなたが始発に乗ることがあるなら、
向かいに座る“首の位置”に、少しだけ注意してみてください。



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