これは、数年前に私が実際に体験した、今でも説明がつかない奇妙で不気味な出来事です。
あの“張り紙”に気づかなければ、もしかすると……今、ここにはいなかったかもしれません。
目次
【1. 不自然な場所の張り紙】
会社帰り、いつもの道を歩いていた午後10時ごろのことです。
細い住宅街の角を曲がると、古いコインパーキングのブロック塀に、何かが貼られているのに気づきました。
白い紙に赤い文字。
「ここには貼るな」と書かれた張り紙でした。
まるで、「貼られていること自体が禁止されている」ような、矛盾した内容に足が止まりました。
【2. 張り紙が増えていく】
それから数日後。
同じ道を通るたびに、張り紙が1枚ずつ増えていたんです。
「貼るな」「見るな」「はがすな」……意味のわからない命令形の張り紙。
妙に思い、写真を撮ろうとスマホを構えたその瞬間。
背後から誰かの声がしました。
「それ、見たらダメですよ」
振り向くと、老人が杖をついて立っていました。
「昔、あそこにあった家でね、一家が全員…焼け死んだんです。それから毎年、誰かがあの張り紙を見て、おかしくなる」
【3. 家に現れた“貼り紙”】
その日の夜。
帰宅してふと玄関に目をやると、ポストの投函口に何かが差し込まれていたんです。
玄関扉を開け、家に入り、電気をつけました。
ポストから例の紙を引き抜くと、濡れた紙が指に貼りつきました。
赤い文字で、こう書かれていました。
「見たな」
その瞬間、家の電気がバチンとすべて落ちました。
真っ暗な玄関に、しばらくの間、壁を爪でこするような音が響いていました。
【4. 最後の選択】
翌朝、恐怖に耐えかねて、私はあの老人の家を探し出し、泣きながら助けを求めました。
彼は静かに言いました。
「お焚き上げするしかない。その紙は、見ることで“契約”になる」
すぐに寺へ行き、紙を供養してもらいました。
それ以来、張り紙も、夜中の音も、すべてなくなりました。
■おすすめ
マンガ無料立ち読み

1冊115円のDMMコミックレンタル!

人気の漫画が32000冊以上読み放題【スキマ】

人気コミック絶賛発売中!【DMMブックス】

ロリポップ!

ムームーサーバー

新作続々追加!オーディオブック聴くなら - audiobook.jp


![]() | 新品価格 |

![]() |

![]() | ページをめくってゾッとする 1分で読める怖い話 [ 池田書店編集部 ] 価格:1078円 |

