目次
プロローグ
ある日、深夜0時、あなたがふとスマホを手に取ると、通知が1件。見覚えのないチャットアプリからのメッセージだった。アイコンも名前も記憶にない――ただ、メッセージにはこう書かれていた。
「ねえ、覚えてる?」
由香(仮名)は、普段からSNSやチャットアプリをよく使う20代の女性。ある日、使った覚えのないチャットアプリに突然メッセージが届くようになった。その内容は、ただ一言。
「ねえ、覚えてる?」
最初は悪質なスパムかと思い、そのまま無視した。しかし、それから毎晩0時になると同じメッセージが届くようになった。メッセージをタップしてもアプリは開かず、メッセージは画面上に固定されたまま。削除もできない。
次第に怖くなった由香は、ネットで調べてみると同じような体験をしている人の投稿がいくつも見つかった。彼らは皆、その後姿を消しているという噂だった。
真相の手がかり
翌日、由香は友人に相談した。その友人はある不気味な話を聞いたことがあるという。
「それ、多分“亡くなった人”からのメッセージだよ。共通点があるんだ。そのアプリにメッセージが届いた人は、全員が過去に何か重大な事故や事件に関わってる。」
由香の脳裏に、ある出来事がよぎった。それは高校時代、友人を待たせたまま自分だけ逃げるように帰ってしまった、交通事故の夜だった。
最後のメッセージ
その日の夜、いつものようにメッセージが届いた。しかし今回は違った。
「どうして逃げたの?」
由香は恐怖で震えながらも返信ボタンを押した。しかしメッセージは打てない。ただ、スマホの画面に彼女が唯一返信したくなる言葉が浮かんだ。
「ごめんなさい」
その瞬間、画面が真っ黒になり、由香の姿はそれ以降、誰にも見られることはなかった。
エピローグ
この話が広まり、多くの人が同じ現象を体験するようになった。そのメッセージは未解決の罪を問いただすのか、それともただの都市伝説なのか――真相は、深夜0時、あなたのスマホに届くかもしれない。
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