あなたは通勤や通学中に、見てはいけないものを見たことがありますか?
今回は、電車通学をしているある人が体験した奇妙で恐ろしい話をお届けします。
目次
いつも通過する駅のホームに
主人公は高校生で、毎朝電車で通学していました。
その通学路にある小さな駅――田舎の駅特有の静かな雰囲気で、朝夕の通勤通学以外はほとんど人がいないような場所です。
その駅で降りることはなく、電車はいつも通過するだけでした。
しかし、ある日から異変に気づきます。
ホームの隅に立つ影
通過する際に、ふとホームの隅に目をやると、何かが立っていました。
それは人間のようで人間ではない――白っぽい服を着た女性らしき姿。髪は乱れ、顔は真っ白で、目の辺りがぼんやりしていて表情が読めません。
「誰か待っているのかな?」
最初はそう思った主人公。しかし、次の日も、またその次の日も、同じ場所にその「影」が立っていたのです。
無視しようとしても
日を追うごとに、その「影」が気になり始めました。
「ただの気のせいだろう」
「見なければ怖くない」
そう自分に言い聞かせて目を背けるようにしていました。
しかし、電車がその駅に近づくたび、どうしても目が行ってしまいます。ホームの隅に立つその姿は、明らかにこの世のものではない。
体は動かず、ただじっと立ち尽くしている――それが、かえって不気味でした。
通過するたびに強まる恐怖
やがて主人公は、その駅を通過すること自体が怖くなっていきました。
学校へ行く電車の中でも、帰り道でも、その駅に近づくと心臓がバクバクと高鳴り、汗が滲むように。
「見てはいけない、見てはいけない。」
頭ではそう思っていても、気づけば目はホームの隅を探してしまう。そこには、やはり例の「影」が立っていました。
決定的な出来事
ある日の帰り道、電車が例の駅に差し掛かりました。いつも通り、ホームの隅に立つ「影」。
その瞬間、彼女が動きました。
首をかしげるようにゆっくりと振り向き、まっすぐに主人公の方を見たのです。
「目が合った。」
主人公は全身が凍りつき、息ができなくなるほどの恐怖に襲われました。幽霊の目は、まるで底なしの闇を覗いているように吸い込まれそうな感覚を与えました。
その後の変化
翌日から、その幽霊はホームに現れなくなりました。
「もう見なくて済む」
安堵する反面、何か得体の知れない不安も残ります。あの目が何を伝えたかったのか――その答えはわかりません。
ただ、それ以降も通学中にふと視線を感じることがあるといいます。
【まとめ】
毎日の通学や通勤路に、少しだけ異質な何かを見つけたら――あなたはどうしますか?
もしそれが「見てはいけないもの」だとしたら、目を合わせるべきではないのかもしれません。
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