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奇妙な生き物を見つけた日:誰にも言えない不思議な体験 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

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ある夏の日の出会い

大学生の頃、僕は自然が好きで、よく一人で山や川へ出かけていた。
その日も、気まぐれで郊外の小さな林道へ向かった。
車もほとんど通らない道で、静かな空気が心地良かった。

林道の脇には、誰も踏み入れたことがなさそうな細い獣道があった。
好奇心に駆られて、その道を進んでみることにした。

10分ほど歩いたとき、ふと視線の端に何かが動くのが見えた。
――奇妙な生き物だった。

その生き物の特徴

最初は動物だと思った。でも、違った。
大きさは子犬くらい。
全身は半透明でゼリーのような質感。
光が差し込むと、体の内部がぼんやりと透けて見える。

目は大きく、つぶらな黒い瞳。
足はあるけど、歩くというより滑るように地面を移動していた。
尻尾のようなものがヒラヒラ揺れている。

僕は立ち尽くした。怖いというより、ただ圧倒されていた。
こんな生き物、図鑑にもネットにも載っていない。

不思議な感覚

生き物は僕に気づいていた。
でも逃げる様子もなく、じっと見つめ返してくる。

その瞬間、頭の中に直接声が響いた。

「だいじょうぶ。」
「ここは見ないふりをして。」

言葉じゃない。感覚として伝わってきた。
意味もわからないのに、不思議と理解できた。

そして、生き物はゆっくりと林の奥へ消えていった。

言えない秘密

家に帰ってから、ネットで「透明な生き物」「未知の生物」などで検索したが、該当するものはなかった。
UMA? 未確認生物? 幻覚?

友人に話しても「疲れてるんだろ」と笑われるだけだった。
だから、誰にも言わずに心にしまっておいた。

でも、それからというもの、世界が少し違って見えるようになった。
木々の揺れ、風の匂い、夜空の星…すべてが意味深く感じる。

もう一度、出会うために

あの日から数年が経った。
僕は今も、あの林道に通い続けている。

もう一度、あの奇妙な生き物に会える気がして――。

もしかすると、「あちら側の世界」は、すぐそばにあるのかもしれない。



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