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奇妙なアンケートに答えたら… 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

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突然届いたアンケート

それは、ある平日の夜のことだった。

仕事を終え、いつものように家に帰ると、郵便受けに 一通の封筒 が入っていた。
差出人はなく、ただ表には 「特別調査アンケート」 とだけ書かれている。

不審に思いながらも、封を開けると中には一枚の紙。
「アンケートにお答えいただいた方には、抽選で豪華賞品をプレゼント!」
そんな言葉とともに、いくつかの 簡単な質問 が並んでいた。

・あなたの名前を教えてください
・あなたの誕生日を教えてください
・今の生活に満足していますか?
・過去に戻れるとしたら、何歳の自分に戻りたいですか?

なんだか妙な質問だったが、特に個人情報を深く聞かれるものでもなかったので、
軽い気持ちで答え、封筒に入れ直してポストに投函した。

このときは、まさかあんな 奇妙な出来事 に巻き込まれるとは思いもしなかった。

アンケートの返信

数日後、再びポストを開けると、あの 「特別調査アンケート」 から封筒が届いていた。

「抽選に当選しました!」

と書かれた手紙とともに、もう一枚の紙が入っていた。

そこには、こう書かれていた。

「おめでとうございます。あなたの希望通り、過去へ戻る準備が整いました」

――は?

意味がわからない。冗談だろうか?
ただのイタズラにしては、不気味すぎる。

ふと、封筒の中をよく見ると、紙の裏には 「3日以内に準備をしてください」 とだけ書かれていた。

準備? 何の?

戸惑いながらも、その日は深く考えずに寝ることにした。

おかしな違和感

翌日、会社に行くと 奇妙な違和感 を覚えた。

同僚の態度が、どこかよそよそしい。
まるで、僕のことを初めて見るような目で見てくる。

「おはよう」

挨拶をしても、ぎこちない笑顔が返ってくるだけ。

昼休みにスマホを確認すると、これまでの写真が一枚もない。
SNSのアカウントも消えている。
まるで 僕という存在が、少しずつこの世界から消えているような気がした。

そんなバカな――

震える手で、家族に電話をかけた。
しかし、どれだけコールしても 誰も出ない。

焦る気持ちを抑えながら、なんとか仕事を終え、家へ帰ることにした。

しかし、帰宅すると 家の鍵が開かない。
ポストを確認すると、そこにはまたあの封筒が入っていた。

「あなたの望み通り、もうすぐ準備が整います。お楽しみに。」

これ…冗談じゃない。

「過去へ戻る」その意味

翌朝、僕は目を覚ました。

しかし――

そこは見覚えのない 古いアパートの一室 だった。
ベッドも、部屋のレイアウトも、何もかもが違う。

いや、それだけじゃない。

鏡を見て、息が止まった。

10代の自分が映っていた。

慌ててスマホを見ると、日付は 10年前のもの になっている。

「まさか、本当に…?」

ふと、机の上に 例の封筒 が置かれていた。

そこには、たった一言――

「アンケートのご協力、ありがとうございました」

そう書かれていた。



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