怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

公園で一人で遊んでいたら 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

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小学4年生の夏休み、僕は近所の公園で一人で遊ぶことが多かった。

友達と遊ぶこともあったけど、暑い日はみんな家にこもってゲームをしていることが多かった。

でも僕は、公園のブランコに乗ったり、木の下で虫を探したりするのが好きだった。

その日も、いつものように公園へ行った。

だけど――

その日から、公園の様子が少しずつおかしくなった。

知らない人

公園に着くと、僕はブランコに座った。

誰もいない。

夏休みだからもっと子供がいるかと思ったけど、不思議と人気がなかった。

しばらくブランコをこいでいると――

向こうのベンチに、誰かが座っているのが見えた。

それは、白い服を着た大人だった。

遠目で顔はよく見えなかったけど、じっとこちらを見ているような気がした。

「……なんか、気持ち悪いな。」

そう思いながらも、公園には僕しかいないし、気にしないことにした。

一人のはずなのに

しばらく遊んだ後、ベンチに座って水筒の水を飲んだ。

ふと、ブランコのほうを見ると――

誰かが乗っていた。

「……え?」

さっきまで誰もいなかったのに。

ブランコはゆっくり揺れている。

よく見ると、そこには……

誰もいない。

だけど、ブランコは確実に動いていた。

風も吹いていないのに。

僕はゾッとして、公園を出ようとした。

すると、背後から――

「一人じゃないよ。」

誰かの声がした。

振り向いてはいけない

怖くて、走って公園の入り口まで行った。

でも、なんだか足が重い。

まるで、何かに引っ張られているような感覚だった。

「ねえ、遊ぼう?」

後ろから、はっきりと声が聞こえた。

女の子の声だった。

だけど――

この公園には、僕しかいないはずだ。

僕は絶対に振り向かないと決めて、そのまま家まで走った。

工事中の公園

次の日、友達と一緒に公園へ行こうとした。

「昨日、公園で怖いことがあったんだ。」

そう話すと、友達が不思議そうな顔をした。

「……何言ってんの? ここ、一週間くらい工事で入れないじゃん。」

「え?」

公園の入り口には、確かに立ち入り禁止のロープが張られていた。

だけど、昨日の僕は……

確かに、そこで遊んでいたはずだった。



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