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人を呪わば穴二つ──呪い返しの恐怖 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集

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「人を呪わば穴二つ」とは

この言葉は、他人を呪えば、自分にも報いが返ってくるという意味のことわざだ。

「呪う相手のために墓穴を一つ、自分のためにももう一つ掘ることになる」という戒め。
復讐心や恨みで動くと、自分自身も破滅に向かうことを表している。

だが、その意味を実際に体験した人間の話を、あなたは聞いたことがあるだろうか。

復讐の始まり

会社員の西田(にしだ)は、同僚からの陰湿ないじめに悩まされていた。

特に主犯格の男佐伯(さえき)には、毎日のように無視や嘲笑を繰り返されていた。

ある日、西田は偶然見つけた「呪い代行サイト」に手を出してしまう。

サイトには、佐伯の写真と名前、生年月日を入力し、申し込みボタンを押すだけ。

「これで……あいつも終わりだ。」

そして数日後、佐伯は突然、原因不明の事故に遭った。

呪いが叶ったはずが

復讐は見事に成功した。

会社でも「呪われたみたいだ」と噂が流れ、西田は内心、満足感に浸っていた。

だがその夜から、妙なことが続く。

部屋の中に誰もいないはずなのに、壁を引っかく音が聞こえたり、夢の中で、佐伯の声がこう囁いてきた。

「お前も穴に入る番だよ。」

穴二つの意味

気味悪さを感じながらも、偶然だと思い込もうとしていたある夜。

駅のホームでスマホをいじっていた西田は、ふと線路へ吸い寄せられるように足が前に出た。

その瞬間、誰かに背中を押された感覚。

転倒し、間一髪で列車を避けたが、ホームの床には泥のついた靴跡がはっきりと残っていた。

それは、事故で亡くなった佐伯が履いていた革靴と同じものだった。

本当の終わり

事故以来、西田の身には不可解な不幸が続いた。

持病の悪化、家族の突然の入院、仕事での降格。

ある夜、再びあの「呪い代行サイト」を確認すると、画面にはこう表示されていた。

『ご依頼、完了しました。
穴二つ——ご利用、ありがとうございました。』

画面の背景には、二つ並んだ新しい墓の写真が映っていた。

片方には佐伯の名札。

そしてもう一方には、西田の名前が刻まれていた。



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