——これは、あの日、見なければよかったと心から後悔した体験です。
目次
■ きっかけは深夜の帰宅
当時、私は都内の編集プロダクションで働いていて、連日の残業で帰宅はいつも深夜。
その日も、終電で最寄り駅に着き、タクシー代を惜しんで徒歩で帰宅する途中でした。
住宅街の抜け道にある公園の脇道を通るのがいつものルート。
でも、その夜はなぜか妙な気配を感じて、自然と足が止まった。
■ ブランコが、揺れている
風もないのに、公園の奥にあるブランコがギィ、ギィ……と揺れていた。
誰かが乗っているような動き。
でも、見ちゃいけないと直感で思った。
だから私は、「見ようとしないようにした」。
視界に入りそうでも、顔を向けず、真っ直ぐ歩いた。
けれどその時、足元の砂利が一瞬ザクッと鳴った。
「……見てるの、わかってるよ」
耳元で、声がした。
■ 帰っても終わらなかった
その夜、自室のベッドに横たわっても寝付けなかった。
閉じた瞼の裏に、ブランコの音が響いていた。
そして……
気づくと、天井の隅に何かがいる。
私はまた、見ようとしないようにした。
けれど視線をそらしたはずなのに、なぜかそれの姿が脳に焼き付いていた。
髪の長い女。手足は異様に細く、首が、折れていた。
■ あれ以来、ずっと
その日から、鏡を見るのが怖くなった。
自分の背後に“何か”が立っている気がして。
エレベーター、トイレの個室、寝る前の天井……
「見ようとしないようにしても、もう見えてしまった」
あの夜、見なければよかったものを、見てしまった。
■ 最後に
あなたももし、
何かの気配を感じたら——
見ようとしないようにしてください。
見たが最後、“それ”は、あなたを見返してきます。
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