目次
🌿 『ひらやすみ』とは？（第20話までの内容をベースに）
タイトル：ひらやすみ（平屋慢生活）
作者：真造圭伍（著名作品『森山中教習所』など）
掲載誌：小学館『週刊ビッグコミックスピリッツ』（2021年4月〜連載中）、2024年11月時点でコミックス8巻刊行済
累計評価：マンガ大賞2022 第3位、話題の癒やし系日常ドラマ
🍂 あらすじ（第20話までの前提）
29歳のフリーター・生田ヒロトは、山形から上京し失敗した夢を諦めた後、東京・阿佐ヶ谷で気ままな暮らしを続けながら“人生のモラトリアム”を楽しんでいます。
ある日、親しい老婦人・和田はなえの死により、その平屋を譲り受け、従姉妹のなつみと共同生活が始まります。
なつみは18歳の美大生で、2人の生活は季節とともにゆったりと変化。親友ヒデキやよもぎ、あかり、石川といった人々が平屋に集まり、小さなドラマが展開していきます。
個人的感想
まったり漫画です。
主人公が特に悩みなさそうに生きているのが良いです。
けして、人生うまくいっているわけでもないのに、気楽そうに生きているのがいいです。
ヒロト、ヒデキ、なつみといいキャラに焦点があたった話が続きます。
まったり。
🌸 第1〜20話を読んだ感想と魅力
平屋モラトリアムな暮らしの心地よさ
日常の些細な出来事に優しさが隠されていて、読むと心がほっこりします。
等身大の悩みと共感
なつみの田舎者コンプ、ヒデキの育児ストレス、よもぎの自信のなさ。登場人物ひとりひとりに共感できる心の葛藤が描かれます。
季節とともに変わる風景描写
七夕祭り、クリスマス会、夏の情景など、時間の流れが暮らしの中で鮮やかに再現されています。
モノローグと台詞の詩情
「次の段階の幸せ」について深く問うシーンや、「くよくよ考えたってしかたないじゃん」のようなヒロトの言葉が胸に刺さります。
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アラサー・20代後半の生活や悩みに共感したい人
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✨ 総まとめ
『ひらやすみ』は、29歳フリーター・ヒロトと18歳のなつみを中心に、都会の隅で始まる“小さな平屋モラトリアム”の日常を丁寧に描いたハートフル作品。第20話まででは、仲間との季節の交換、人生の選択、日常の尊さがしっかりと描かれています。
まずは第1巻から第4巻までを読むことで、ゆるやかな物語にどっぷり浸かれます。その後第5巻や第6巻以降で登場人物の変化や新展開を追いかけることをおすすめします。
今、日常の心地よさを漫画で感じたいあなたにぴったりの一冊です。
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