深い“正義”の名のもとに引き金を引いたのは、古畑の上司だった——。1994年6月29日放送、シーズン1の掉尾を飾る第12話「最後のあいさつ」は、古畑が“組織の理”と“人の情”の間で真犯人を追い詰める重厚な一編。題名はシャーロック・ホームズ短編「His Last Bow(最後の挨拶)」への明確なオマージュでもあります。
目次
作品データ
話数:シーズン1 第12話/タイトル:最後のあいさつ
放送:1994年6月29日(フジテレビ)/本編約46分
脚本:三谷幸喜/演出:松田秀知
出演:田村正和(古畑任三郎)、西村雅彦(今泉慎太郎)
ゲスト:菅原文太(小暮音次郎・警視) ほか。
あらすじ(ネタバレ最小限)
警視庁のベテラン警視・小暮音次郎(菅原文太)が、2年半前に孫娘を殺しながら無罪になった不良の生原治(鈴木隆仁)を射殺。小暮は麻薬取引の張り込みを一人で敢行していたとしてアリバイを主張する。だが、古畑は“張り込み”が逆に完全犯罪の仕掛けとして利用された可能性に目を向け、ホテルからの離脱経路や部下の証言に潜む綻びを丹念にほどいていく——。
見どころ
“上司が犯人”という禁断の倒叙構図
「追う側/追われる側」が組織内で反転する緊張感。古畑の理詰めと小暮の信念が、静かな対峙で火花を散らします。
菅原文太の圧
わずかな目線や息遣いで“越えてはならない一線”を背負う名演。最終回にふさわしい重みを画面に刻みます。
アリバイ崩しの快感
“張り込み=鉄壁の証明”という常識を反転させる三谷脚本の妙味。物理的導線と時間設計の丁寧さが光ります。
名場面ピックアップ(軽いネタバレあり)
単独張り込みの“盲点”
取引現場を見下ろす安ホテルを押さえ、“見ていたはず”の時間が逆に嘘を生む。古畑の詰将棋のような検証が痛快。
個人的感想
私的にこの話はとても好きなんですよね。
古畑の大先輩が犯人。
その大先輩とのやりとりも面白いし、犯人の犯罪理由もいいです。
古畑が、銃をもっていないやりとりも面白いです。
古畑が、褒められるのもいいです。
モスバーガーのシーンも好き。
やっぱり何度も見ても面白いです。
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総評
“法”と“情”の狭間で揺れる男を、古畑の論理が静かに射抜く——。シリーズの核である会話劇×アリバイ崩しの粋を、胸に刺さる余韻とともに味わえる最終回です。今こそ、配信やパッケージでシーズン1の掉尾を確かめてください。
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