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【決定版レビュー】『惑星ソラリス』(1972年・アンドレイ・タルコフスキー)──ゆっくり沁みる哲学SF。

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『惑星ソラリス』(1972)は、アンドレイ・タルコフスキー監督がスタニスワフ・レムの同名小説を映画化した、静謐で深淵なSF映画の金字塔。長尺(約166分)ながら、観終わった後に尾を引く余韻と問いを残す作品で、映画ファン・SFファン問わず「一度は観るべき」名作です。

あらすじ

宇宙ステーションを巡る謎──惑星ソラリスを研究するクルーたちが次々に心理的な異常を来し、心理学者クリス・ケルヴィン(ドナータス・バニオニス)が調査に赴く。そこでは「記憶」や「罪・喪失」が具現化した“来訪者”が出現し、現実と内面の境界が揺らいでいく。物語は派手な宇宙アクションではなく、「人間の内面」「記憶」といったテーマをじっくり掘り下げます。

見どころ

監督・演出の力:タルコフスキーの映像詩とも言える長回しと時間の使い方が、映画全体の哲学的トーンを形作っています。

俳優陣の静かな迫力:ドナータス・バニオニス(ケルヴィン)、ナタリヤ・ボンダルチュク(ハリ)らの演技が、台詞よりも沈黙で多くを語ります。

音楽と美術:エドゥアルド・アルテミエフの電子音楽と、バッハの用い方が絶妙に組み合わさり、独特の異世界感を演出します。

哲学的テーマ:科学的合理主義と人間の感情・罪責の対比。問いを投げかけられて「観る者」が答えを探すタイプの映画です。

基本データ

監督:アンドレイ・タルコフスキー。

主演:ドナータス・バニオニス(クリス・ケルヴィン)、ナタリヤ・ボンダルチュク(ハリ)ほか。

上映時間:約166分。

音楽:エドゥアルド・アルテミエフ(電子音楽)+J.S.バッハの楽曲使用。

個人的感想

登場人物が学者たちなので会話が難しい。
そして、じれったり間や映像が繰り広げられます。
これは監督がわざとやったみたいです。
お陰で、先が気になるけど、じれったい、そのせいか、ずっと見ちゃいます。
そこまで宇宙での話って感じはしませんが、なんでしょうこの雰囲気は、名作と呼ばれるのがわかります。
そして映像が綺麗で不思議です。
そして、主人公がだんだんとおかしくなっていく感じ、宇宙での登場人物は皆、正常ではないように見えてしまう。
主人公がおかしくなることはないと、しっかりとしていると宇宙へ行く前は思っていたのに。
2002年のソダーバーグ版も見たくなりました。
個人的には、マジマジョピュアーズのアキラメルドを思い出しました。
自分の欲望のままに生きる。
惑星ソラリスも欲望が具現化するのに似ているなと。
難しいこと考えない主人公だったらどうなるか。

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感想(1件)

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