「 不思議な話 」 一覧
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あの交差点から異界に踏み入れた話 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
【道を間違えただけのはずだった】 それは去年の梅雨時期の夜。 職場で残業を終え、車で帰宅している途中のことだった。普段通らない裏道を使えば早く帰れると思い、カーナビ任せで抜け道を進んでいた。 雨は止ん ...
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異界とつながる部屋──“夜だけ違う世界になるワンルーム”の話 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
安く借りられた理由 これは、大学2年の春、実際に僕が体験した話です。 新しい下宿先を探していたとき、条件の良いワンルームを見つけました。最寄り駅から徒歩7分、家賃は相場より2万円安い。内見も済ませて即 ...
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大木の中に見た“もう一つの景色 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
——地元で語られない木と、不思議な午後の話 ■ あの木は、いつからあったのか 地元の小さな神社の裏手に、一本だけ異様に大きな木が立っています。 杉かクスかもよくわからない、幹は太く、枝ぶりも広く、まる ...
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思い出してはいけない記憶|遠い昔の出来事をふとした瞬間に思い出した話 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
あれはつい先月のことでした。夜、部屋でテレビをぼんやりと眺めていた時、CMの中で小学校低学年くらいの男の子が手を引かれて、山道を歩くシーンが映ったんです。 その映像を見た瞬間――ものすごい嫌な感覚とと ...
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記憶の隙間にあった部屋──思い出してはいけない幼い頃のこと 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
■1. 古びた壁紙がきっかけだった 最近、引っ越し先の部屋をセルフリフォームしようと、壁紙のサンプルを見ていたときのことです。 何気なく手に取ったくすんだベージュの、花模様の壁紙。その瞬間、理由もなく ...
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自分が自分じゃないと気づいた日 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
【何も変わらないはずの日だった】 それは、どこにでもある普通の朝だった。目が覚めて、いつも通りの時間にシャワーを浴び、食パンを焼き、スーツに袖を通す。スマホの通知を確認しながら、会社へ向かう。 何もお ...
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自分が自分じゃない──ある日を境に“何か”がズレていった 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
いつも通りの朝だった これは、去年の秋ごろに体験した話です。 特にこれといった異変はなく、朝、いつも通りに目覚ましが鳴り、顔を洗い、朝食を摂り、同じ時間の電車に乗って会社へ向かいました。 ただ、その日 ...
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「自分が自分じゃない」と気づいた朝──崩れはじめた輪郭の中で 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
違和感の始まり これは、社会人3年目の春、本当に自分に起きたことです。 年度初めの忙しさも落ち着いてきた頃、ある朝、鏡を見ていてふと感じたんです。 「……あれ? これ、俺……だよな?」 もちろん、見慣 ...
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オレンジ色の空を見た日、世界が少し変わった 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
——夕暮れにしか現れない“もう一つの景色”の話 ■ あの日だけ、空の色が違った あれは去年の秋、10月中旬の夕方だったと思います。 仕事帰りに地元の公園を通り抜けた時、ふと空を見上げて違和感に気づきま ...
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オレンジ色の空の向こう側|見てはいけない時間の風景 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
これは私が高校生の頃、部活動の帰り道に体験した、今でも説明がつかない記憶です。何が起きたのか、どうして自分だけが気づいてしまったのか、答えはわからないままです。ただ、「あの空の色だけは見てはいけなかっ ...