「 不思議な話 」 一覧
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【不思議体験談】「公園の女の子──いつも同じ場所で待っている」 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
いつものベンチの女の子 春先、転勤先の街で新生活を始めた頃、近所の小さな公園をよく散歩していた。 夕方になると、決まって同じ場所のベンチに一人の女の子が座っている。年の頃は小学1~2年生くらい。古びた ...
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帰るなら右の階段を使え 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
不思議な注意 ある日、会社の飲み会で終電を逃した。 酔いが回った状態で、繁華街を歩き、地下街を抜けて駅近くのビジネスホテルへ向かう途中だった。 途中、ふと見上げると、古びた雑居ビルのエントランスに貼り ...
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お焚き上げで燃えた手紙 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
春先の引っ越し準備中、実家の押し入れから見覚えのない古い手紙の束が出てきた。 黄ばんだ便箋には達筆な文字でぎっしりと文が書かれているが、差出人も宛名もない。内容はほとんど同じ言葉の繰り返しだった。 — ...
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お焚き上げの夜──燃やして終わったはずの話 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
■1. 古い写真 祖母の家を片付けていたとき、埃まみれの古いアルバムが出てきた。 ページをめくると、家族の写真に混じって、見覚えのない無表情な女の人が立つ写真が何枚もあった。 どの写真にも同じ女性が写 ...
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【お焚き上げで燃やし損ねたもの】──供養しきれなかった話 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
【古い人形の整理】 実家の片付けを手伝っていた美咲(みさき)は、押し入れの奥から埃をかぶった日本人形を見つけた。 ガラスケースに入ったその人形は、祖母が昔飾っていたもので、顔の表情がどこか生々しく、見 ...
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お焚き上げで燃え残ったもの──怨霊退散の代償 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
形見の整理 亡くなった祖母の家を片付けていた沙織(さおり)は、古びた木箱の中から見覚えのない人形を見つけた。 布が黒ずみ、目はガラス玉。今にも動き出しそうなくらい生々しい表情だった。 祖母の遺品には見 ...
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【実話系 怪談】「うめき声の夜──怨霊退散の代償」 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
夜中に響くうめき声 そのアパートは家賃が安く、内装もきれいだった。ただひとつ、入居時に不動産屋が妙なことを言った。 「深夜に音がするかもしれませんが、隣室は空室ですので気のせいかと思います。」 その意 ...
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うめき声を聞いた夜、読後に待つ悪夢 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
図書館の奇妙な本 仕事帰り、たまたま立ち寄った図書館で一冊の薄い古書を見つけた。 背表紙にはタイトルもなく、ページの端は黄ばみ、カバーも破れかけている。 なぜか手が吸い寄せられるようにその本を借りて帰 ...
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うめき声が響く夜 ― 暗夜の礫(あんやのつぶて) 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
社会人一年目の冬。仕事帰りに、近道しようと入った裏道での話だ。 そこは街灯も少なく、昼間でも薄暗い細い坂道。地元では「暗夜の礫(つぶて)坂」と呼ばれ、昔から夜に石が飛んでくる音がすると噂があった。 最 ...
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うめき声の夜──魍魎召喚の儀が始まった 怖い話 奇妙な話 不思議な話 短編集
■1. 廃神社の噂 大学時代、地元の友人たちと肝試しに行った山奥の廃神社。 その神社には昔から「夜に近づくとうめき声が聞こえる」という噂があった。そして、もう一つ。 「その声が聞こえた場所では、魍魎召 ...